ピュリティ−コンサート について・・・
私たち子午線ウインドは、定期演奏会を「ピュリティーコンサート」と呼んでいます。
創設時に、“純粋”(pure:ピュア)から付けたこの名前の由来について紹介します。
明石、そこにはたくさんの音楽サークルが、特に吹奏楽サークルがあり、輝かしい歴史を刻んできました。
例えば、1960年代にはある高校の卒業生によるバンドが、
3年間にわたって全日本吹奏楽コンクールにて優勝しました。
1980年には中学生バンドが、1983年と1991年には別の高校生バンドが全国大会に出場しました。
また、1982年には中学生の合同バンドが中国にて演奏を行いました。
このように非常にたくさんの楽団があるなか、「新しい」楽団がなぜ必要なのか。その理由は大変シンプルです。
私たちが捜し求めているのは「純粋な音楽」なのです。それはあたかも生き物 −歌い、踊り、笑い− のようです。
私たちは、音楽が生活に与えてくれるものは人間の心であり、あらゆるものから解放された、
または誰からも強制されないものであると信じています。
しかし、音楽は演奏者が共に構築するために、展望のもとにコントロールされなければなりません。
1992年の3月に、私たちは設立コンサートを開催しました。
雨で寒い天気でしたが、私たちの心には聴衆に届く何か熱いものがありました。
もちろんコンサートは成功のうちに終演を迎えました。
本日の「第1回コンサート」において、私たちは最善を尽くして演奏したいと思います。
もし私たちの音楽があなたの心に響けばうれしく思います。
(第1回定期演奏会のプログラム裏表紙より)
指揮者の部屋より
指揮者 井上康夫
明石市立高丘中学校、兵庫県立明石清水高等学校を経て、相愛大学音楽学部器楽学科弦楽器(チェロ)専攻卒業。
ポーランド国立ワルシャワ・ショパン音楽院研究科修了。
チェリストとして室内楽やオーケストラを中心に活動を展開していると同時に、吹奏楽・オーケストラ・オペラの分野での指揮・指導にも意欲的に取り組んでおり、大学のオーケストラ、一般市民バンド、市民オペラ、学校教育現場等に於いて、指揮者としての経験も重ねてきた。
明石子午線ウインドオーケストラの定期演奏会に於ける指揮は1996年から継続しており、ここ数年では、相愛オーケストラC組の春の定期公演や、フェリーチェ弦楽アンサンブル、アンサンブル プティ・タ・プティKobeの定期公演での指揮を務めているほか、天翔楽団(中国古典楽器の合奏団)の定期公演での指揮も務める。
現在、相愛オーケストラ講師。大阪芸術大学オーケストラ要員。
チェロアンサンブル「エクラ」メンバー。
室内楽グループ「アンサンブル“ベンジェ・ドブジェ”」代表。
MIKIミュージックサロン梅田 講師。フェリーチェ弦楽アンサンブル指導者。
アンサンブル プティ・タ・プティKobe指揮者。天翔楽団 芸術総監督。
明石子午線ウインドオーケストラ指揮者。